飛鳥鍋と奈良時代のお菓子
近鉄奈良駅から歩いて2分のところにある「ことのま あかり」というカフェでお昼をいただきました。
店先にある看板の「飛鳥鍋」という言葉に惹かれて入ってみました。
飛鳥鍋なるものを私はそれまで聞いたことがなかったのですが、お店の方が言うには牛乳を使った鍋という結構ゆるい定義だそうです。
すごくお腹が減っているわけではなく、2人で入ったので1つの鍋を2人でシェアさせていただくことにしました。
1人1オーダー制なので、飛鳥鍋に加えて古代のお菓子セットを注文。
こちらは奈良時代に食べられていたお菓子を再現したものなんだそうです。
※ 飛鳥鍋は冬のみ提供だそうです。基本的に予約が必要だが、予約なしで注文できる場合もあり。
鍋ができるまでは少し時間がかかるので、それまで店内に置いてある本でも読もうかと物色すると「あをによし それもよし」という漫画が気になって開いてみました。
奈良時代にタイムスリップしたミニマリストな現代人が奈良の生活を堪能するお話で、当時の生活様式などが面白く描かれていて大変興味深く、笑える要素もある作品でした。
(お店にあるのは1巻のみで、残念ながら3巻が発売されてから続きがしばらく出ていないようです)
しばらくするとお待ちかねの飛鳥鍋が来ました。
鶏出汁、牛乳、味噌を使ったスープに鶏肉や白菜、しいたけ、大根、豆腐などが入ったお鍋です。
スープはサラッとしたクリームシチューっぽさがありつつ、鳥の出汁がよく効いていてとてもおいしかったです。
小春日和とはいえまだ少し肌寒い日にホッとする、とてもありがたいお鍋でした。
しかも締めのごはんまで付いていて雑炊にできました。
最初はごはんに牛乳?と思いましたが、これが殊の外よくマッチしていておいしかったので、2人で分けるには少し物足りないくらいでした。
鍋のあとには古代のお菓子セットをいただきました。
右下の右が「さくべい」その左が「まがり」というお菓子で、お菓子というよりはもっちりとしたパンといった印象です。
これに当時使用されていたと思われる甘い蜜(右上)をかけて食べます。(すみません。蜜についてはお店の人に教えてもらったのですが、詳細を忘れてしまいました)
素朴な味わいで現代でいうお菓子とは違った感覚だなとは思いましたが、これが奈良時代に愛されていたのでしょうね。
歴史ロマンを感じます。
真ん中の上にあるのはナツメと栗です。
鍋とお菓子セットをいただいたので気づいたら随分とゆっくりさせていただいていました。
お店の人が他のお客さん(私達とは別のメニューを注文)にも奈良時代の食文化について詳しく解説しているところを聞きかじったりして、それもまた楽しかったです。
駅チカで美味しい鍋が食べれるので、また奈良に遊びに来たときには重宝しそうです。